マンションを購入するのにかかる諸費用が知りたい【内容や目安を解説します】

マンション購入に必要な費用が知りたい人
「マンションの購入を考えていますが税金や手数料などの諸費用がいくらかかるか知りたい。さらに頭金はどれくらい必要なのかついでに知りたい。あと注意することがあれば教えて下さい。」

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. マンションを購入するのにかかる諸費用が分かります【目安として活用できます】
  2. マンションを購入する上で注意すべき3つのこと

この記事を書いている私は、不動産歴18年ほど。その中で相続歴は10年ほどの行政書士です。

よくある質問で「マンションを購入するのに諸費用がいくらかかるか知りたい」という疑問があります。その疑問を順番に解決していきましょう。

1.マンションを購入するのにかかる諸費用が分かります【目安として活用できます】

さまざまな費用がかかることを念頭にいれておきましょう

  • その①:マンション購入時の頭金はいくら必要か(住宅ローンを利用する際には用意しておきましょう)
  • その②:マンション購入に必要な費用をチェック(購入後にもかかる費用があります)

上記のとおり

マンションを購入するのにかかる諸費用が分かるようにここから詳しく解説していきます。

その①:マンション購入時の頭金はいくら必要か(住宅ローンを利用する際には用意しておきましょう)

不動産における頭金とは、「本体価格の一部を現金で先払いする」行為のことです。

一般的に、住宅購入の際に必要な頭金の割合は、購入費の10%~20%程度と言われています。

実際に購入している方のデータがありますので下記の表をご覧ください。

【新築マンション】

【中古マンション】


(出典:住宅金融支援機関 フラット35利用者調査 2020年度

青枠で囲まれているのが「購入価格(=マンション価格)」、赤枠で囲まれているのが「手持ち金(=頭金)」です。

全国平均値で見ますと実際に頭金について新築マンションを購入しようとすると758万円、中古マンションを購入しようとすると343万円かかっています。

ここで注目すべきポイントは、頭金の割合です。

新築、中古に関係なく、10%~20%程度という一般的な相場に収まっています。

ちなみに頭金が少ないと住宅ローン金利が高くなることがあります。

パーセンテージとしては小さな数字でも、30年、35年と返済を続けていくことを考えると、ローン金利の上昇は購入する側にとって大きな負担です。

自己負担の割合に応じて金利を分けている金融機関だと、多くの場合頭金を不動産価格の10%用意できれば優遇金利でローンを組めます。

ただし金利の負担を抑えるために、生活資金や諸費用の支払いに必要な現金まで頭金にしてしまうと、マンション購入後の新生活に大きな不安を抱えることになります。

具体的な頭金の金額は、計画的に準備をして無理のない範囲に留めましょう。

その②:マンション購入に必要な費用をチェック(購入後にもかかる費用があります)

マンションを購入する際には、物件価格だけでなく他にも支払いが必要な費用があります。

その諸費用とは、以下の表のものになります。


諸費用は一般的に

新築マンション:物件価格の3~5%

中古マンション:物件価格の6~8%

ほどかかると想定しておいた方がよいでしょう。

新築と中古の費用差の1番の理由は、仲介手数料の有無です。

中古マンションの場合、仲介手数料がかかるので、諸費用は新築マンションより高くなる場合が多いです。

2.マンションを購入する上で注意すべき3つのこと


ここで注意すべき3つのことをお伝えします。

  • その①:災害リスクは事前に確認しましょう
  • その②:ライフプランニングをしてローン破綻を防ぎましょう
  • その③:立地や住環境以外にも管理体制や周辺環境が悪いと売却時に損します

その①:災害リスクは事前に確認しましょう

地震大国の日本において常に意識しなければならないのが、地震や洪水などが発生したときの災害リスクです。

そのリスクを事前に確認する方法として各自治体が「ハザードマップ」というものを公開していますので、一般の方でも閲覧することができます。

また、物件の売買契約前の重要事項説明において、不動産会社から渡される書類に地域のハザードマップなどがあるので、そちらで災害リスクを確認することも可能です。

その②:ライフプランニングをしてローン破綻を防ぎましょう

住宅ローンを組むときや初期費用を払うときに、とても重要になってくるのは自分の現状把握です。

現在の収入はもちろんですが、結婚や子供の進学といったライフイベントの支出を、できる限り把握しておくことが重要です。

なにも考えずに無理なローンを組んで、支出が膨らんだときにローン破綻したという事態は避けましょう。

その③:立地や住環境以外にも管理体制や周辺環境が悪いと売却時に損します

ライフスタイルの変化も予想した場合、長い目で見ると売却する可能性があります。

マンションの価値を左右する大きな要因に、マンションの立地や住環境の良さなどがあります。

また、管理体制が悪かったり、周囲の環境が悪いと、マンションの資産価値は下がってしまいがちです。

将来売却することも考え、管理体制や周辺の環境をチェックする場合、不動産会社やネットの情報は完全に把握している訳ではありませんので自ら足を運び、自分の目で確認するようにしましょう。

まとめ:マンションを購入する際は諸費用やリスクも考慮しましょう

ポイントをまとめます。

  • マンション購入時の頭金はいくら必要か(住宅ローンを利用する際には用意しておきましょう)
  • マンション購入に必要な費用をチェック(購入後にもかかる費用があります)
  • 災害リスクは事前にチェック(ハザードマップで確認)
  • ライフプランニングをしてローン破綻を防ぎましょう(今のままの収入は続きません)
  • 立地や住環境以外にも管理体制や周辺環境が悪いと売却時に損します

マンション購入の初期費用は頭金を含めると物件価格の15~30%とされています。

マンション購入を検討する際は、ライフプランニングを考え頭金を準備し、契約時の諸費用のほかに、購入後のランニングコストにも必ず注意してください。

また、購入するマンションの災害リスクのチェックや管理体制、周辺環境も怠らずにしっかりと確認しましょう。

ということで今回は以上です。

不動産会社の営業マンは不動産を売ることが仕事ですのでお客様の購入後のことを考えていない人も少なくありません。

失敗しないマンション購入のために一番大事なことは、フラットな立場の信頼できる専門家に相談することです。

迷われている方はセカンドオピニオンとして当事務所にお問い合せやご相談下さいませ。

第三者の立場から見て客観的に判断いたします。

行政書士おおこし法務事務所

何卒よろしくお願い申し上げます。

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